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建設会社向け・実務で使うAI

経審のAI活用法
数字を読むだけでなく、次の一手へ。

Y評点、格付、財務諸表、入札、公共工事受注。AIを「答えを決める道具」ではなく、資料整理・比較・シミュレーション・検討漏れ防止を支援する道具として活用します。

AI POLICY

AIは「判断の代行」ではなく、実務判断を早く・深くする補助役

経審や公共工事では、元資料・法令・発注者基準・会計処理の確認が不可欠です。MJBでは、AIの出力だけで結論を出さず、根拠資料と人による確認を組み合わせる使い方を前提とします。

1

資料整理を速くする

決算書、経審結果、格付基準、入札結果などの情報を整理し、確認すべき項目を見つけやすくします。

2

比較・シミュレーション

現在値と目標値を比較し、どの数字が変わるとY評点・P点・格付に影響するかを検討します。

3

最後は人が確認する

AIの計算・提案は必ず原資料、公式基準、専門家の確認と照合し、適正な会計・入札実務を前提に使います。

5 AI USE CASES

経審・公共工事で使える5つのAI活用事例

「何をAIに渡すか」と「何を人が確認するか」を分けることで、実務で使いやすくなります。

1

Y評点のAI分析

経営状況分析の8指標を整理し、弱い指標と改善候補を見つける。

AIでできること

  • X1~X8の数値整理
  • 前年・当年の変化比較
  • 弱い指標の抽出
  • 改善案の候補出し
  • 複数案のシミュレーション

使う主な資料

  • 経営状況分析結果通知書
  • 貸借対照表・損益計算書
  • 完成工事原価報告書
  • 試算表
  • 借入金・金利等の資料

人が確認すること

  • 入力数値の正確性
  • 会計処理の適正性
  • 一時的な数字か継続的改善か
  • 決算までに実行可能か

不適切な科目操作ではなく、実際の経営改善を前提にします。

2

格付アップのAI分析

現在の客観点・主観点と目標ランクを比較し、不足項目を整理する。

AIでできること

  • 格付基準と現在点の比較
  • 目標ランクまでの不足点整理
  • 経審・主観点の改善候補分類
  • 短期・中期施策の仕分け
  • 実行順序のたたき台作成

使う主な資料

  • 最新の経審結果通知書
  • 自治体の格付基準
  • 主観点の評価基準
  • 工事成績
  • 技術者・資格者一覧

人が確認すること

  • 対象年度の基準か
  • 工種別の条件
  • 自治体独自の評価項目
  • 申請期限・基準日

格付基準は自治体・年度・工種で異なるため、必ず最新資料を使用します。

3

財務諸表作成のAI支援

税務用決算書・試算表から、経審用財務諸表で確認すべき項目を整理する。

AIでできること

  • 勘定科目の一覧化
  • 建設業特有科目の確認
  • 完成工事高・兼業売上の区分確認
  • 数値の整合チェック候補
  • 未確認事項リストの作成

使う主な資料

  • 試算表
  • 税務用決算報告書
  • 勘定科目内訳書
  • 工事台帳
  • 前年の建設業財務諸表

人が確認すること

  • 科目の実態
  • 完成・未成の判定
  • 売上と原価の対応
  • 税理士・会計担当者との整合

AIに会計処理を確定させず、最終的な仕訳・申告・提出内容は専門家と確認します。

4

入札データのAI分析

過去の入札結果を整理し、自社が参加すべき案件や価格検討の材料を作る。

AIでできること

  • 過去落札率の集計
  • 発注者・工種別の傾向整理
  • 競合会社の参加傾向分析
  • 自社の得意価格帯の確認
  • 案件選定チェックの支援

使う主な資料

  • 入札結果一覧
  • 予定価格・最低制限価格等
  • 自社の過去入札データ
  • 工種・地域・発注者情報
  • 実行予算

人が確認すること

  • 公告・設計図書の条件
  • 最新の価格算定ルール
  • 自社の施工可能性
  • 採算・資金繰り

AI分析は入札価格を保証するものではありません。談合や不正な情報交換に利用しないことが前提です。

5

公共工事受注計画のAI支援

経審・格付・工事成績・入札実績をまとめ、狙う案件と年間行動計画を整理する。

AIでできること

  • 自社の強み・弱み整理
  • 狙う発注者・工種の候補抽出
  • 経審から受注までの課題整理
  • 年間スケジュールのたたき台
  • 営業会議用資料の作成

使う主な資料

  • 経審・格付資料
  • 過去の受注実績
  • 工事成績評定
  • 技術者・資格者情報
  • 年間発注見通し

人が確認すること

  • 会社の受注方針
  • 技術者配置
  • 施工能力・資金力
  • 地域・発注者との適合性

AIの提案は候補です。経営者・営業・工事部門で実行可能性を確認して決定します。

WORKFLOW

AIを使うときの基本4ステップ

資料を集める

経審結果、試算表、格付基準、入札結果など、判断の根拠になる資料を準備します。

AIで整理する

数値の一覧化、比較、分類、確認漏れの洗い出しをAIに行わせます。

人が照合する

公式資料・原資料・会計処理・発注条件と照合し、誤りや前提違いを修正します。

行動計画にする

「誰が・いつまでに・何をするか」に落とし込み、経審や受注の実務へつなげます。

EXAMPLE

例えば、決算前のY評点確認でAIを使う場合

AIには、単に「Y評点を上げる方法を教えて」と聞くのではなく、確認条件を明確にすると実務で使いやすくなります。

AIへの依頼例
「直近の経営状況分析結果と今期試算表を比較し、Y評点8指標のうち悪化する可能性がある項目を整理してください。数値を変えるための不適切な会計処理は提案せず、実際の経営改善として検討できる項目だけを、決算までにできること・翌期以降に行うことに分けてください。」
重要:会社の決算書・個人情報・取引先情報などをAIへ入力する場合は、利用するAIサービスのデータ取扱い・保存設定・社内ルールを確認してください。
FAQ

経審とAI活用のよくある質問

AIだけで経審の申請書を完成できますか?

AIは資料整理や確認支援には使えますが、申請内容の正確性・会計処理・最新制度への適合は、人が原資料と公式情報を確認する必要があります。

AIでY評点を自動的に上げられますか?

AIが評点そのものを上げることはできません。現在の指標を分析し、借入、収益性、自己資本、キャッシュフローなど実際に改善すべき項目を整理する支援に向いています。

入札価格をAIに決めてもらえますか?

過去データの分析や比較はできますが、最終価格は設計図書、最新単価、積算条件、実行予算、最低制限価格制度等を確認して会社が判断します。

自社の資料を使ってAI活用方法を相談できますか?

はい。資料の種類と目的を確認し、どこまでAIで整理し、どこを人が確認すべきかを会社ごとに整理します。

AIを使う目的は、
経審の数字を見る時間を減らし、改善に使う時間を増やすこと。

経審結果、決算書、格付基準、入札結果などを確認しながら、自社でどのようにAIを使えるかを整理します。

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